2月と3月に、立て続けに病院に行った。
1回目の理由は生理痛が酷すぎて。
2回目は食あたりで行った。

どちらも、保険証とパスポートを提示し、会計は病院が保険会社に請求するという方法。

私の医療保険は全額カバーなので、何も気にしていなかった。

しかし、3月の頭にコロナ問題が勃発してマイケル家に行ってから郵便を確認していなかったのだが、そこには大量の催促が届いていた。

不思議なことに、請求額70万ほどの55万円は支払われていた。つまり、病院は保険会社をちゃんと知っているし、保険会社もお金を支払っていたが、なぜか全額ではなかった。

これについて、現在保険会社問い合わせ中であるが、15万円近い金額を実費で払えと言われても無理だ。

どうしよう、どうしようと焦っていると、彼氏の母親が一言。

「とりあえず、保険会社に連絡して。もし彼らが無理だって言ったら、ほっとけばいいよ」

と。

いや、でもそれって、、、
警察が来たり、移民局が来て私を捕まえたり、、、
と頭の中はパニック。

すると彼氏
「企業が個人にお金を請求する時、お金が支払われない場合は裁判を起こさなきゃいけない。病院はこういう問題をたくさん抱えてるし、15万円なんて少ないお金を払わない人は気にも留めないよ。気に留めたとしても留学生。裁判で買って請求できる時には、ひろこはアメリカにいないかもしれない。ソーシャルセキュリティ番号を持ってないような子にわざわざ時間もお金もかけないから。70万のうち55万も支払ってるんだから十分だよ。それに今はコロナで病院めっちゃ稼いでるから、Hirokoのことなんて忘れてるよ」

と。


呆れてものも言えないが、これが国民皆保険制度のないアメリカ人の考え方なのか。
保険料がバカ高いのも無保険が多いのも頷ける。

そして医療費がバカ高いのも理解した。
きっと払わない人がたくさんいるんだ。


私が病院に来て、病院は思っただろう。

無制限の医療保険に入った日本人留学生。
まさにネギを背負った鴨である。いたれりつくせり検査をして、しっかり医療費をふんだくる。

そして今、大変と言えども病院はコロナでがっぽりと儲けることができる。
なんせ、コロナと診断されれば、全て国がお金を払うのだから。

4時間ERにいただけで、検査と痛み止めしか処方していないのに75万円もふんだくれるアメリカ。

私の15万円などとっくに忘れているだろう。

ところで、保険会社に連絡したとろ、何かの手違いだったそうで、ちゃんと払ってくれるそうだ。