夏休みも終わり、もうすぐ秋セメスターが始まろうとしています。
私は、アメリカでの生活がちょうど1年経ちました。ここでもう一度、コミュニティカレッジが実際にいくらくらいか、生活費はどれくらいか、ESL卒業するまでにはどのような道を辿るかを改めて整理し、これから留学をする人、希望する人の参考になればと考えています。
私が通うペンシルベニアにあるNorthampton Community Collegeについてまとめます。

まずは実際の授業料。
アメリカは基本的にセメスター制(秋・春の2期制)です。
1期の授業料は、7500ドル、日本円で80万円〜85万円くらいになります。1年だと160-170万円で、日本のクレジットカードで支払うことができます。

次に、住宅費。
ありがたいことに、私の学校には寮があります。はじめは治安も交通事情もわからないと思うので、寮に入ることをお勧めします。寮の費用が1期で3000ドル、日本円で33万円くらいになります 。1年(実際には9月から5月の9ヶ月)だと65万円。ありがたいことに、留学生は冬休みの期間も延長料金なしで住むことができます。
2年目になったら、自分でアパートを探すと料理もできて安くつくと思います。私が探したところ、1ヶ月5万円ほどでシェアハウスができます。都市部なら、公共交通機関もあるので、シェアハウスを探して見ると楽しいかもしれません。寮は規制があり、狭いし割高なので、外に出るのは楽しそうです。

次に食費。
寮で食事をつける場合は1期で20万円、1年で40万円ほどです。ですが、自分で食事を作る場合は、1ヶ月で2-3万円で抑えられることができます。アメリカのスーパーで意外と安く買えるのがお米!日本クオリティーのお米でも10kg2000円ほどで買えるのです。これには私も驚きました。
あとは、鶏肉やポテト、人参は安いですね。キャベツやピーマンなんかは割高に感じました。割とどこのスーパーでも、醤油やみりん、酢、海苔なんかの日本食を買うことができます。少し割高ですが。

次は日常生活用品
私は月に2万円以内で収めていました。
割高に感じたのはトイレットペーパーや、生理用品です。量が多いとはいえ、なぜでしょう。トイレットペーパーは20ロールで1500円くらいします。生理用品に関しては、クオリティは日本より悪いのに値段は2倍と言ったところです。
意外と安いのは衣類です。場所にもよると思いますが、日本と同じか、日本よりちょっと安い値段で変えます。アメリカブランドのものなら、もっとお得に感じられると思います。

そして、最後は交際費。
今はコロナで難しいですが、基本的にどのこ学校もESLで旅行を計画してくれます。10ドルから15ドルくらいの安い費用でバス旅行に連れてってくれますよ。たまにレストランに行ったりすることを考えると、こちらも月に1-2万円で収めたいところです。

では、最後に1年でかかる費用のトータルです。(多めに見積もります。)
授業料:170万
寮費:65万
食費:40万
生活用品費用:2万×9ヶ月=18万
交際費:2万×9ヶ月=18万
合計:320万程 

というところです。



では次にESLの卒業にかかる時間。これはコミュニティカレッジによって決まりが違ったりします。ネットで調べると、TOEFLで48点以上だとか言われますよね。しかし、実際にTOEFLを勉強すると、何から手をつけていいかわからないし、試験料も高くて悲しくなると思います。TOEFLを基準にしている学校もあると思いますが、基本的には、どの学校も独自のテストを持っています。アメリカとはいえ、そこにいる人たちはみんなノンネイティブなので、テストを恐れることはありません。日本の慣れ親しんだ勉強方法で(センター試験、英検、TOEICなどにむけた勉強方法)しっかりとリスニングや文法について鍛えましょう。とはいえ、英会話については少し学んだ方がいいです。今はgoogle translateがあるので、非常時はそれを使ってコミュニケーションをとることができますが、はじめにあなたが喋れるかどうかも、クラス分けの判断の1つです。いくら文法やリスニングで点数が取れても、会話があまりにもできないと、クラスを落とされる可能性があります。ありがたいことに今はオンライン英会話でかなり安く受講できるので、留学前の準備として是非使って欲しいと思います。私は個々のサイトにはあまり詳しくないので、ぜひこちらを参照してみてください。

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ちなみに、私の学校の場合、学校にESLのレベル分けテストがあってそれを受講します。私は留学直前のTOEICスコアが600点で、クラスはESLの中で一番上から始まりました。そのため、1期でESLを卒業することができました。ですが、ESLを卒業できないからと言って、全く通常のクラスが取れないわけではありません。ESLクラスというのは、あくまでもその先にある、English1, English2をとるためのものです。つまり、ESLを卒業していなくても、いくつかのクラスをとることができるのです。早めのスタートを切りたい人は、インターナショナルアドバイザーと交渉すると、卒業を早めることができるかもしれません。時間を無駄にしないようにしっかりと見極めましょう。