留学中の保険について

医療費が半端ないアメリカで、保健に入るのはマストですね。
結局、1年は日本の保険会社が留学生向けに提供している保険に入ることに決めました。
それは当たり前のことなので置いておいて、もう1つ知らなかったこと。


父「そういえば、アメリカで受診したら医者に診断書書いてもらってね。社会保険組合(父が入ってる)からお金降りるから。」
私「え、でも治療費無制限、全額負担の留学保険入るから大丈夫だよ」
父「それとは別に降りるんだよ。7割戻ってくる。日本での治療費に換算してだけど」



なに!?どゆこと!?
アメリカで病気したら、留学保険に入ってるから全額戻るけど、さらに日本の社会保険組合からも戻ってくるってこと?
それってプラスやん!!


どういう仕組みかというと
アメリカでX病という病気にかかったとして、治療費は1000万円。そのX病は日本では500万円くらいの治療費が必要とします。
1000万円は、自分が民間で入った治療費無制限のお金が降りるので、自己負担なく完済できます。
で、それとは別に社会保険組合にも申請できます。あくまでも日本での負担額から見て7割なので、この場合は、500×0.7=350万が戻ってくるそうです。てことは逆に350万円儲けれるということ。

私「あれ?でもそれとは別に、高額医療の場合、上限超えたら(父親の社会保険組合の場合は一月、同じ病気で5000円以上)戻るよね。まぁ、それはさすがに海外ではもらえないか」
父「いや、戻ってくるって」

つまり、上記の場合なら、499万5000円が返ってくるそうな。

なんだか、えぇそれってなんだか悪いことしているみたい。と感じますよね。
でも、よくよく考えると、例えば私が日本で同じ病気になったとしても、社会保険組合はそれだけお金を出してくれます。
そのステージがアメリカにうつったというだけ。アメリカで私の代わりにお金を払ってくれたのは、民間企業であって、社会保険組合が負担してくれたわけではないのです。日本でかかる治療費と同時だけのお金を支払ったということ。

この話を聞くと、日本より医療費の安い国なら、別に保険入らなくていいじゃんwと思ったのは私だけではないはず。昔、家族でヨーロッパに行った時、旅行に行き慣れたおっさんが海外旅行保険に入らなくても日本の医療保険が適応されるから、と言っていたのを思い出しました。その時は、んな訳ねぇだろ何言ってんだこのおっさんと思いましたが、このことだったんですね。

もちろん、社会保険組合にお金を戻してもらうには、向こうのドクターに必要な書類を書いてもらったり申請したりしないといけないので、何もしなければ戻ってきません。

あ、あと風邪程度の病気だと、下手すると診断書書いてもらうお金の方が高くなるから、損します。